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クーラント

2020.01.26

当社では鋼の加工においては、クーラントは基本的に使用しません。

水溶性クーラントは気化する際に周辺から温度を奪って

機械の熱変異を引き起こすため、高精度加工を妨げるひとつの要因となります。

ですが穴加工の際にはどうしても切子の除去と切削部の冷却を

行わなければならずクーラントを使用します。

他には非鉄金属の加工の際ですかね。

特に金型で必要な放電加工用の電極。

一般的に銅が使用されておりクーラントでの加工に頼っている現状ですが

あるお客様ではクーラントは使わずにオイルミストで加工を実践されているとのこと。

やはりその理由は熱変異抑制のため。

工具の選定や加工方法など、課題は多そうですが

実際に実践してみえる方もいらっしゃるということは

こちらとしても取り組まなければいけない課題ですね。