少し長い記事になるかもです。
ラポールの代表となって早3年が経とうとしてます。
工作機械の販売商社として、父と母が切り盛りしてきたこの会社。
1993年11月創業ということですからなんと30年なんですね
(すみません気付いてなかった!!今の今まで!!)
これまで何度も苦しい時もあったと思いますが
それでもお客さまやメーカーさんに支えられて、何とか幸せな今があります。
もちろん自分はこの仕事が好きですし、機械が好きです。
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でもずっと思っていたことがあって。
「製造業」
「ものづくり」
そんな言葉で表されるこの業界。
違和感、というのかな。 足りないな、という感覚がずっと自分の中ではあるんです。
「製造業」の会社が「ものづくり」をしていて
そのできあがった「もの」が最終的にたどり着いた時の
その人が喜んでもらえる瞬間から、
ぼくらすごく遠いところにいる気がしている。
特にこの愛知県においては自動車製造が盛んであって
ぼくたちが手掛けた金型部品は、そこからいくつもの会社を経由して
自動車を構築する何万点もの部品のひとつとして組み込まれ
車を購入した人たちの生活や趣味の喜びにつながっていきます。
ワクワクして乗っている人たちの笑顔や幸せ、とても素敵なことだと思います。
でも、ちょっと遠すぎるかな。いろいろ想像を膨らませればたどり着く満足感。
製造業に携わる人たちの多くはそこまでの思いは持っていないかもしれません。
そこがとても寂しいと、ずっと感じていました。
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自分はこの業界に入る前は、服の販売をしてまして、
服を買いに来た人に対して、接客をして、気に入ってもらえたら買ってもらえる。
その人のうれしそうな笑顔を、その場で直接感じることのできる毎日。
もちろんその時は服自体を自分たちが作ってるわけではないので
単に「販売業」だったわけです。
そんな自分が入り込んできた「製造業」、
今度は作る側になって早20年が経ってみて
「製造業」の人たちが「販売業」で得られていた達成感や満足感を
経験したことがないんじゃないかな、とずっと思っていました。
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批判を恐れずに言葉にしてしまいますが
「製造業」のその根暗なイメージ。
もちろん全ての会社、人に当てはまるわけではないことは分かっていますが
それでも製造業で働く人たちの、輝いていない姿が自分にはとっても勿体なく思えて
だって、私生活ではオシャレして素敵な生活をしている人たちが
どうして会社ではそんなに厚い殻をかぶってしまうんだろう、って思うんです。
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せっかく幸運にもこの製造業に関わる会社の代表になったのだから
自分の進むべきと思った道を、わがままに進めることがある程度は許されるのだから、
いくらかリスクはあっても、新たな動きをしていかなきゃいけない、そう考えています。
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※長いので(笑)、何章かに分けることにしました、
ひとまずここは「今後の進み方 1」として、2に続きます~。